アクトス錠 15mg 30mg 45mg

アクトス錠の効果・効能と用法・用量

アクトス錠とは血糖値を下げる錠剤のお薬で、糖尿病の治療に使用されます。
15mgと30mg、45mgの3種類があります。

糖尿病は血液中の糖分である血糖値が上がってしまう病気で、この血糖を調節するのが肝臓から分泌される
インスリンやホルモンです。
血糖値が高い状態を続けると手足のしびれや目の病気などいろいろな合併症が起こってしまいます。

アクトス錠は肝臓や筋肉などのインスリンへの体の感受性を高める働きをします。
そうすると体内のインスリンの機能が上昇し、血糖値が下がるんです。
但し、インスリンそのものの分泌を増やす効果はありません。

主にはインスリン非依存型糖尿病である2型糖尿病の治療に使われます。
用法や用量は、成人の場合30mgを1日1回朝食前又は朝食後に服用しますが、45mgが上限です。

アクトス錠の副作用

注意すべき副作用として、浮腫(むくみ)が出ることがあります。
特に女性は10%以上発生すると言われており、にインスリンを共に使用した場合は
その発生率は30%にもなるそうです。

手足のむくみや急激な体重の増加、動機や息苦しさなどの症状には注意が必要です。
さらに心臓の弱い人は心臓への負担が増え、心不全を起こすおそれもあります。

その他の副作用としては肝機能障害や黄疸が発生する可能性もありますので、
服用を開始してから1年は月に1度は定期的に肝機能検査を受ける必要があります。

また、合わせて心電図異常等の防止のため心電図検査、血糖、尿糖、血液の検査を定期的に
受ける必要があります。上記の症状が出た場合にはすぐに服用を中止し、処方医に連絡してください。

アクトス錠と他の薬との飲み合わせ

アクトス錠は糖尿病の治療薬ですので、インスリンと併用して使用する場合が多いですよね?
このインスリンを含めた血糖値を下げる薬と併用する場合は、低血糖に注意する必要があります。

低血糖とは必要以上に血糖値が下がってしまう状態で、脱力感や発汗、高度の空腹感や動悸、ふるえ、
頭痛などがあげられます。ひどいときにはけいれんを起こしたり意識を失うこともあります。

ふだんから袋入りの砂糖やあめを持ち歩くようにし、低血糖症状を感じたらすぐにその場で舐めるようにしましょう。

特に高所作業や自動車の運転作業などに携わっている人は注意して下さい。
また結核の薬であるリファンピシンなどは、アクトス錠の血中濃度を半分程に下げてしまう可能性があるそうです。

また、過度のアルコール摂取は血糖値を乱し、低血糖発作を起こしてしまうことがありますので、
医師と相談のうえ摂取して下さい。

アクトス錠は一生飲み続ける必要があるのか?

糖尿病という病気は1型と2型に分けることができます。
1型は自己免疫の異常を要因とするもので、2型は脂肪の摂取過多や運動不足を要因とします。

つまり、2型はそのほとんどが生活習慣病なのです。
アクトス錠は主に2型糖尿病で、食事療法や運動療法に取り組んでいるにも関わらず
その値が改善しない人に使われます。

このような治療を続け体重が減って血糖値がある程度適切な値になり、経過が良くなると薬の服用を
減らしたり止めてしまったりしたいと考えます。

しかしそこで気をゆるめてしまうと、血糖値のコントロールができなくなり、
薬の服用を再開してしまうという場合が多いようです。

つまり、薬を止めてしまうことは簡単ですが、服用を続ける方が安全であると言えるのではないでしょうか?

アクトス錠と膀胱がん

2011年6月に厚生労働省よりアクトス錠の使用上の注意の改訂が指示されました。

・アクトス錠に含まれるピオグリタゾン塩酸塩という成分が膀胱がん発生リスクを高める可能性があること
・服用期間が長くなるにつれ発がんリスクが高まる傾向があり、膀胱がん治療中の患者には投与を避けること
・過去に膀胱がんにかかったことがある人にはアクトス錠の使用の可否を慎重に判断すること

との通知がありました。


またアクトス錠の使用を開始する場合には患者とその家族に対して膀胱がん発症のリスクを
十分に説明することも明記されています。

加えて服用中に血尿や排尿時の痛み、頻尿等の症状が出た場合には直ちに医師に相談することとされています。

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